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狂乱壊
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八日目。











~Side:T~









昨日大地震があったにもかかわらず、俺たちは何事もなかったように登校していた。


昨日あった大地震は炎真がなんとかしてくれたらしく、酷い揺れだったにも関わらず、町の人たちも怪我をした人はほとんどおらず、数少ない怪我人も軽傷で済んだそうだ。
場所によっては地面に亀裂が入ったそうだが、建物や電柱などもほとんど無傷だった為、生活には何の支障もなかった。大地震にあったというのに、町は相変わらず平和だった。

本当は災害あったというのも事実なので、皆の精神面を癒す目的で臨時休校にしようと言う声もあったのだが、結局それはなくなってしまった。
ただ、大地震に見舞われたにも関わらずほとんど被害が無かった言うことで、色んな報道陣が並森に押しかけていた。
しばらく、並森は騒がしくなりそうだ。




通学路を歩いていると、獄寺君と山本と会った。

山本は昨日の地震の所為で野球部の朝練がなくなったと残念がっていたが、「でも野球部の連中、皆怪我とかなかったからよかった」と笑っていた。
獄寺君の家も、少し物が壊れたり程度のようだが、獄寺君はこれを期に自分の家の部屋全てをリフォームするつもりらしい。そのためにこれから暫らくは早めに帰らなければならないそうだ。手伝おうかと聞いてみたら「10代目のお手をわずらわせる訳には!!」と断られてしまった。
「俺の部屋、だいぶ散らかってるんで」と笑う獄寺君は無邪気にはしゃいでいる。
他の皆にもコレくらい愛想が良ければもっと仲良く出来るんじゃないだろうか。



校門を通ると、雲雀さんを見かけた。
たむろっていた集団を袋叩きにしたらしく、手にはトンファー、地面には3年の不良折り重なるように横たわっていた。
だが雲雀さんはまだ気が済まないのか、未だ不愉快そうに不良の先輩たちを睨み付けている。
なんだか機嫌が悪そうだ。とりあえず、雲雀さんの機嫌はしばらく良いだろうと思っていたのに。









―――あれ?



何でそう思ったんだろう?











昼休みになった、と言うかもう帰っても良いことになった。
結局学校は短縮で授業を終え、お昼には皆自宅に帰ることになった。

だがせっかく弁当を持ってきたので、山本と獄寺君と屋上で食べようと言うことになった。だがあんまり俺は気が乗らなかった。しばらく屋上には近づかないでおこうと誓っていたからだ





――― あれ?







何でそう思ったんだろう?






屋上へ向かう途中も、屋上でお昼を食べても、それは分からなかった。
家に帰ると、母さんが家の中を掃除していた
「帰ってきたなら部屋を片付けなさい」と小言を行ってきた為、ハイハイと空返事をして部屋に向かう。
片付けろと言われたが、あまりの汚さに片付ける気を無くす。

だが机の上くらいは片付けようかと目の前にあったノートを掴み机の引き出しを開けた。
引き出しを開けると、ノートや文房具に混ざって包装紙に包まれたボールペンが出てきた










―――?




俺、買い置きなんかしてたっけ?
































首を傾げたが分からない。



平和だったが、違和感だらけの1日だった。










そして俺はその違和感を些細なことだと思い、次の日にはすっかり忘れていた








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  1. 2012/01/22(日) 13:43:05|
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