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狂乱壊
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きちがいむすめのにどめのしっぱい

















家族が寝静まるのを待った

母親がなかなか寝てくれないのに苛ついたのを覚えている


パキリパキリと小さな白い錠剤をハンカチの上に100錠以上も取り出して

三回に分けて一気に飲み干した


不快感を持ちながらもベットに横になって

『あぁ、やっと死ねるのだ』

とそう思った


けれど数時間後

酷い不快感で浅い眠りから覚めて

喉に何か詰まっている感覚が消えなくて

我慢できずに吐きに行った












口から吐き出されるのは酷い酸味のする液

その所為で息もままならず

器官にすら酸素に混じって入り込んできたけれど

それでも吐き戻さずにはいられなくて






一通り吐き終えてベットに帰って

酸味の強い臭いや味を脳の記憶に刻みながらぼんやりと思った






















『あぁ、また死ねなかったなぁ』















病院に連れていかれる数時間前の話













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  1. 2006/09/16(土) 19:55:29|
  2. オープニングの唄|
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