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狂乱壊
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いたずらと気まぐれによる純粋な悪意

「いたずらと気まぐれ」シリーズの続きその⑮

⑭でカルトちゃんの顔触ってた辺りのフェイタンの独自&回想
カルトちゃんの顔が大好きなフェイタンの話























――― 美しい子供だと。そう、思った


























別に、今まで出会った人間が不美人で不細工ばかりだったわけではない
幼い頃から共に育った奴の中にも、綺麗なのはいた

例えば、自分を導くように育ててくれたリーダー格の男とか、
その男に側近の様に寄り添う長身の女とか、
物心つくころからいる童顔の男とか、
裁縫だけはやたら上手い女とか、
掃除だけは自信ありげの眼鏡の女とか

………最近入団してきた、不愉快極まりない奇術師ピエロまがいとか(こいつだけはあくまで容姿だけを見れば、の話だが)



とにかく、整った容姿の人間は、今までもいるにはいた

















それはもちろん仲間内に限ったことではなく、他にも、今まで色んな女を見てきた
女優顔負けの容姿やモデルやアイドルのような顔立ちの女など、見たところで何とも感じないくらいには見飽きているはずだった



けれど、暗い路地裏で悪漢に襲われている子供を見た時、その姿を初めて見た時は酷く驚いた






――― 眼を奪われるとはこういう事かと思った







一瞬、人形が動いているのかと見紛えたけれど、その人形は明らかに動いていて明らかに意志を持って生きていた
けれど、その人形が生きている人間だと納得するには、心のどこかでまだ信じ切れていなかった
子供をよく見るために近づいて、子供の眼の前のチョロチョロ動く、図体だけはデカい悪漢を蹴り飛ばした
でくのぼうがいなくなって、やっとその影に遮られていた姿が見えた

そして、その姿を見た瞬間、やはり生きている人間だと確信した



けれど、その分この世界の人間とはかけ離れているような、人間味が無いように見えた


一言で言えば“気味が悪い”とその時は思った


ここまで精密に、計算して造られたような美貌は初めて見た
流石にこの幼さで人工の容姿というわけではないだろう
けれど、この容姿で生まれてきたとかいっそ悪い冗談に思えた

まるで大がかりな手術でもしないと手に入らなさそうな、均一の取れたパーツ
息さえしていなければビスクドールにでも見間違えそうなきめ細かい白い肌
世界中の女が喉から手が出るほど欲しがりそうな美貌を、子供は幼くして全て持っていた




幼馴染みの女3人とこの子供、一番美しいのは誰かと言われると、人により好みにより意見は別れるだろうが、造形が整っている方はと聞かれたら、私は断然こちらだった




































――― 美しかった。

















その子供はひどく美しかった。




























不覚にも、視線を逸らしたくなるほど、目線など合わせられないほど、その子供はひどく美しい子供だった
どうでもいい取るに足らない奴だと思われたくなかった。だから、悪漢から金を奪い、戦闘の助言と言うらしくない行動までして子供の気を引こうとした。…のかもしれない



だから、その子供が再び眼の前に現れた時は、遺憾だがとても緊張していた
目的を遂げ、足早に去っていく子供の跡をつけたのは、今思い出しても、自分でもあまりに不気味な行動だったと思うけれど、身体が勝手に動いたのだから仕方がない
気付いたら自分の足は子供を追っていた








――― ここで断っておくが、別に自分は幼児趣味のある人間ではない




嗜虐趣味は否定しないが、幼児趣味はない






けれど、ただその時は、その子供をその瞬間で失うのはあまりに惜しかったのだ





そして、子供の部屋に上がり込み、その子供を間近で見て、その眼を見て、話して、自分の内心にあったこの子供への、執着にさえ似た謎の感情は何なのか、最近になってやっと確信を得た













子供嫌いの自分が、この子供にだけ眼を止めたのはなんのことはない






































――― ただ、この子供が美しいからだった


















この汚れ、淀み、腐りきったこの世界で
















それでもこの子供は美しいままだった












化粧もせず、年相応の服も着ず、流行や世間などからかけ離れて浮いているのに、その美しさはひどく自然にそこにあった
それは外見だけに限った話ではない。誰かに見せるための美しさも、賛辞を受けるための美しさも、厚塗りされたような表面上の美しさもそこにはなかった
まっすぐな澄んだ眼、内に秘めたその懸命さも潔さも、美貌も含め本物だと思った









そう、本物だった










貴重だった




希少だった


















――― そこにあるのにみすみす逃すなど、盗賊の血が許さなかった






























――― そんな本能が、珍しくも暴走した結果が、今の状態である










少なくとも自分はそう解釈していた














衝動に任せ、強引に子供の世界に入り込んでもう随分たつ
最初は威嚇してきていた子供も、今ではすっかり自分に慣れたのか以前の様に敵意を向け噛み付こうとはしなくなった
懐いている。かどうかは分からないけれど、懐いていようといまいと自分には関係ないと思っている




自分はただ、この美しい子供を見ていたいだけなのだから
































――― なのに、今その顔には、その美しさには不似合いな、殴られた跡が残っていた










綺麗な左右対称の造形だったのに、殴られた所為でいつもは白い頬が腫れ、皮膚も赤くなっていた
痛々しい跡が痛むのだろう。無意識に苦痛に顔を歪める子供の顔を、表情を凝視する










(――― 傷つけてみたい。なんて言たら、どんな反応をするだろうか)




そんな考えがふとよぎり、その顔に爪を立てそうになって慌ててその手を離し背を向けた
せっかく跡が残らない程度の負傷なのに、治る前にえぐってしまおうものなら確実に残ってしまう
それはあまりに勿体なかった











































――― 綺麗な子供だった。












自分以外の、他の誰かに傷つけさせるなど惜しいと思うくらいには、美しい子供だと思った




けれどその反面、壊れないよう、出来るだけ長持ちさせたいと、そんな思いが優先されて、手出しを躊躇してしまうくらいには、美しい子供だと思った



















(――― あぁ、なるほど)










































――― これが、“保護欲”と言うものかと、ペロリと唇を舐めて納得した
































*****************************












保護欲なわけねーだろ




フェイタンは褒めるのがヘタ。と言うよりは、まともな褒め方しなさそうというか、褒められても褒め方が微妙だから素直に喜べない感じ
何が言いたいかと言うと、カルトちゃんの美しさは国宝級品だってことです。キリリッ!!(←)









自分の計画性のなさに本当に腹がたっているのでヤケ酒ならぬヤケ書き

冷静な頭になってから書き直す。かもしれない(←)




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  1. 2013/09/16(月) 00:33:21|
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