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狂乱壊
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暗黒にして残酷な執事計画始動

題名通りの執事パロ

流星街に捨てられクロロたちと出会うこともなくひとりぼっちで自力で生きてきたフェイタンと10歳カルトちゃんが出会う話。










物心ついた頃には流星街に捨てられそこで生きてきた私は、他のやつらと何ら変わらずすさんでひねて育った。生きるために食べ物を奪い水を奪い、奪えなければ殴られて殴られたくなければ強くあらねばならなかった。見てくれなど気にしている余裕はなかった。髪がベタベタだろうが悪臭が漂っていようが眼が腐っていると言われようが肌が病的だろうが構っていられなかったしどうでもよかった。そこまでして生きる理由も目的もなかったけれど、私はこのまま負け犬のまま死ぬのはごめんだったから死にたくなかったから生きるためなら何でもした。ハイエナの様な、否、ドブ鼠も同然の生き方だっただろう。大人と呼ばれるまで、成人と呼ばれるまでそれは変わらなかった。五体満足のまま生き延びることができたのは、幸か不幸なのか分からないくらい、悲惨な毎日だった。
だから、幼い子供から食べ物をむしりとることにさえ、もう何の罪悪感もなかったのだ。

数日食べ物らしい食べ物も口に出来ていなかった時だった。
季節も日にちも分からない。そんな時だった。

空腹で倒れそうになりながらもどこかに食べれそうなものは無いかと眼だけは光らせ歩いていた私の眼の前に現れたのは幼い天使だった。天使、と言うのは勿論本心ではない。けれど、文字通り私にとっては『天使』だった。二重の意味で。
ひとつめの意味は文字通り、見た目が『天使』だった。空腹で脳の動きが低下しているとはいえ、意識が朦朧としているとはいえ、その少女は『天使』と言われても疑いすらしないような愛らしくも美しい少女だった。流星街にはそぐわない、汚れひとつない皺ひとつない美しい服を着た、その服に見劣りしない少女。それが、食べ物を求め彷徨い歩いていた私の眼に飛び込んできた。
そして、ふたつめの意味は言うならば、『いいカモ』だった。少女はか弱そうでひ弱そうで一人きりで、ついでにご丁寧に呑気に食べ物を口に入れようとしている最中だったからだ。空腹で仕方がなかった私にとって、少女は天使……つまり恰好の獲物だった。

私は迷わずその少女に近づき瞬時に自然な動作でその少女の食べ物をむしりとり力ずくで奪い取った。少女は食べ物を盗られて驚き、それを眼の前で赤の他人に食べられたのを見て更に驚いていた。けれど私は無視して何のためらいもなく少女から奪い取った食べ物を口にいれて飲み込んだ。



けれど、












――― 感じたのは、旨みではなく苦味。



グラリと世界が揺れたと思う間もなく私の意識は苦しみに捕まりそのまま闇に引きずり込まれた。
私は訳が分からなかった。
だって、思いもしなかったのだ。
腐ってもカビてもいなさそうなその食べ物に毒が仕込まれていただなんて、毒が盛られた食べ物を子供が知っていた上で食べようとしていただなんて、空腹でまともに頭が動いていなくても思いもしなかったのだ。









































眼が醒めた時に映ったのは見たこともないくらい豪勢な天井だった。細やかなレースに彩られた、今まで感じたことなど一度も無いくらいのフワフワなベッド。この寝床が天蓋ベッドと呼ばれていることなど知らない私には、ここが死んだ人間の逝き着く終わりの場所なのだと思った



「………死んだのか。私」

「いや、生きてるから」



その声を聞くまで、傍に誰かいたのだと気づかなかった事に驚いて、私は勢いよく起き上りその声のした方を向くと、優男の金髪が私を見て笑っていた。誰だこいつと思いもしたが、今度は左腕になんだか違和感を感じたので見てみると左腕に何か付けられていた。左腕から繋げられているソレが見たこともなく気味が悪くてそのまま引き抜こうとすると「駄目だよまだ点滴残ってるんだから!」と慌てた風な優男に怒られた。………点滴?



「あ、俺の言ってる意味分かる?言葉通じる?」



私が何も言わないことを疑問に感じたのか失礼なことを聞いてくる優男。ムカつくので、質問には答えず逆に質問した



「………ここ、どこね。私は何でここにいるね」

「カルト様があんたを助けたんだよ」



そして、返事は優男ではなく違う方から声がした。すると、反対側に目付きの悪い女がいたのに気づいた。美人だが、ヒラヒラした服が似合ってない



「………カルト様?」



「誰だ」と、問う前に「あんたが飯奪った小さい女の子だよ」と、言われ急激に腹がたった。あの食べ物の、あの子供のせいで私は死ぬほど苦しんだ挙句死にかけたのだと一気に思い出したからだ



「感謝しなよね。カルト様が助けなかったら今頃あんた毒で………」

「あいつ………私を殺す気だたのか………」

「は?」

「おい、あのガキどこにいるか言うね、さもないとブ殺して………!!」



と、言いかけたところで首に当てられたのはピンと張られた一本の糸。それから伝わる殺気。思わず口を閉じた私に対して、女が凄みを利かせ低い声で冷静に脅す



「――― カルト様に失礼な口叩くと、あんた殺すよ」



私を射殺すように睨む女を、「まぁまぁ」と優男が宥めながらも「でも君も幼い女の子から食べ物取り上げたんだから自業自得だろ?」と、私に言ってきたので私は口を噤んだ。
別に優男が正論を言ったから何も言い返せなかったわけじゃない。言っても無駄だと判断したからだ。確かに、子供から大人が食べ物を奪うなんて良くないことくらい分かる。理屈は分かる。けれど、それは大人に余裕があることが前提だ。女子供は泣けば誰かが助けてくれるみたいな、流星街にはそんな理屈が通じなかった。弱いものは子供だろうが女だろうが狩られて死ぬ。それがあの流星街で学んだ掟の一つだった。まるで正論で正しいが故に間違っている方が悪いみたいな、その正論の言い方に酷く腹がたったので「うるさいね」とだけ返した。そして本題に戻る



「で、何で私はここにいるね」

「カルト様の命令だよ」

「は?」


「カルト様があんたを気に入って、ここに連れてきたの」



意味が分からない。
つまりこういうことだろうか、私が飯を奪ったあの少女……“カルト様”とやらが、毒を食べて死にかけた私を流星街からここまで連れてきたと。私の意志は無視か。
でも、何の為に?私には何もないのに



「あんたはこれからカルト様のために生きるの」

「は?」

「カルト様はこのゾルディック家の末のお嬢様。あんたはこれからカルト様の執事として忠誠を誓うの」



女の言っていることの1/3も分からない。

ゾルディックケ?
オジョーサマ?
シツジ?
チュウセイ?



無表情のままだったのに、私が言われたことの1/3も分かっていないと何故か分かったらしい女は、分かりやすく簡潔に言い直す。まるでそれが当然だと言わんばかりに、それ以外はないと言わんばかりに堂々と、どこか誇らしげにそのセリフを言い切った



「カルト様に一生尽くせって言ってんの」






ふ ざ け ん な 。









と、思ってはみるものの。











繰り返すようだが、世の中弱肉強食。餌だと思った先が蟻地獄だと気づいた時にはもう遅いし、それは罠だと気づかなかったそれから逃げ出せなかった被食者が悪い。つまり、私が悪い。















そうして私は、その天使と見紛うような少女の采配で、この世の墓場のようなゴミ捨て場から連れ出された



















******************
ツイッ太で「軍パロかマフィアパロ考える」って呟いた矢先おもいつかなかったので執事パロ(ついったで呟いてたので知ってる人はこの後の流れも知ってる多分)
カルト様直属執事集団、人呼んで 『幻影旅団』。カルト様直属執事筆頭・クロロをはじめとする面々がフェイタンを立派な執事(笑)にするため日々頑張っちゃうよ!!(爆)
ゾルディック家の執事はゾルディック家当主にのみ専属直属がいるのか知りませんが、一応この話の中ではゾルディック家の一人一人に専属直属の執事がいるものと思ってください(ついでに旅団女子メンバーは白菊の趣味でメイドさんの格好)
ちなみにカルトちゃんはキキョウお母様の帰郷についてきてました(ダジャレではない)
流星街って広いから、最悪場所によっては故郷一緒でも出会わないよね











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  1. 2014/10/08(水) 07:15:19|
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