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狂乱壊
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暗黒にして残酷な執事と執事筆頭

執事パロのつづきその②
















あの世界は全てが、不要だと烙印を押されたモノで溢れかえっていた。









あの世界を形成する何もかもが汚かった。
あの世界を形成する何もかもが壊れて使えなかった。
あの世界を形成する何もかもが捨てられたモノだった。






そう。世界から消えるべき、“いらない”と判断されたモノ。ゴミの世界。

ならば、ここにいる私もそうなのだろう。




誰に教えられたわけでもないけれど、それが自然の摂理なのだろうと漠然とそう思っていた。そして、不要な私が死んだ後はきっと、こことはそう大差ない“地獄”と呼ばれる世界へと逝くのだろう。
不要なものは、不要なものを捨てる世界へ逝く。そう思っていた。



























(――― 地獄だ。)







別にあのゴミの世界が天国だと言っているわけじゃない。思った事もない。けれど断言できる。


ここは、地獄だ。


あのゴミの世界が全てだと思っていた私は、ある一人の小娘によっていきなり何の前触れもなくこの絢爛豪華きらびやかな世界に連れて来られ、更に執事修行と言う苦行を強いられ悪戦苦闘していた。
ただでさえあのゴミの世界と何もかもが違いすぎて身体が慣れないのに、それに加えて執事になる修行だかを強制的にさせられてもう生理的に頭痛が来る。

本当にもう、いちいちいちいち腹が立つ。

なんだか知らないが歩き方なんてどうでもいい心底どうでもいい前に進めればそれでいいだろリンゴを頭に乗せるなそれは食べ物だ本を頭に乗せるなそれは文字を読むものだろう!!銀器とか知るか磨いたって大差ない何が違うんだどのフォークだろうかナイフだろうが食べれるならどれでもいいだろ勝手に使えばいい何だったら手掴みで食べろ最悪でも腹壊すくらいで済むわ。行儀?作法?どうでもいい死ぬほどどうでもいい埃なんて誰も見てないその程度の埃例え肺に入っても死なないし服も汚れない例え服についてもいいだろ死ぬわけじゃなし誰が迷惑するんだ?紅茶も緑茶も色つきのお湯にしか見えない紅茶の味とか何が違う?濃度だ?濃かろうが薄かろうが水分だろ貴重だろ贅沢言うな地にぶちまけようが一滴残らず吸引して飲み干せ!!



――― などと、のべつまくなしに正論を述べたつもりだったのに、そんな私の言い分はここでは一言もまかり通らなかった。抵抗するだけしてやったが金髪の優男(名前はシャルナークだと言われたどうでもいい)とツリ眼の女(名前はマチだそうだどうでもいい)に押さえつけられ怒鳴られ何度も強制させられやることなすこといちいちケチをつけられどうでもいいことにまで口を挟まれる執事修業とやらに私は嫌気が差しまくり我慢はもうとうの昔に限界を超えていた。それで何故私が逃げ出さないのかと言うと違う。逃げ出さないんじゃなく逃げられないのだ。おそらく、あのツリ眼の……マチの仕業だ。強制される執事修行に何度も逃げようとしたが、あの女が現れると毎度決まって身体ががんじがらめにされたように身体が動かなくなり、その後はそのまま身体が操り人形みたいに動き、私は私の意思に関わらず肉体だけは完璧に執事修行とやらを無理やりやらされるのだ。くそ、どうなってるんだ何をしたんだあの女いつか絶対殺す。




と、そんな感じでこの屋敷で過ごすようになり数週間たち、多少なりと私にも自分の置かれた状況を理解するための情報が与えられた。
まず、ここはカルト専属の執事たちの屋敷らしい(こんなにだだっ広いにも関わらず、この屋敷の中にカルトは住んでいないそうだ。こんなに広い屋敷なのに執事しかいないとはどういうことだ)つまり、この屋敷に住んでいる執事全員がカルトの専属…カルトの為の執事だと言うことだ。数は全部で12名(当然私は含まない)。会った事があるのはシャルナークとマチの二人と後もう一人だけ。他は会ったことが無い。


正直、ルールに縛られたここは息がつまりそうでどうしようもなく居心地の悪いところだったが、しかし、ここにきて良い事もあったと言えばあった。カルト専属の執事、シャルナークとマチではないそのもう一人の執事は、私のお気に入りだった。





クロロ。


クロロはカルトの執事筆頭だ。つまり、この屋敷の中で一番偉い、一番凄いヤツだ。
私は最初に見た時からこの男だけはそんなに不快じゃなかった。今ではこの男の言うことなら、まぁ我慢してでも聞いてやろうか聞いてもいいかと思える(この男が言うから、私はとりあえずこの屋敷から逃げ出そうとすることをやめた。執事修行はともかく)。私を拾ったのがカルトではなくこの男で「俺の為に働け」と言われたら私は俄然やる気を出して執事修行をしていたかもしれない。そのくらいにはクロロは私のお気に入りだった。執事筆頭とだけあって、執事見習い(不本意)である私の様子もよく見に来てくれる。クロロは良い奴だった



「フェイタン、執事修行の調子はどうだ?」

「今日も逃げられなかた………」

「まだ諦めてなかったのかお前」



呆れる、と言うよりは愉快そうに笑う。私が言うのもなんだが、そこは笑ってすまされるところなのだろうか?



「お前のようなタイプは珍しいからな」

「………。」



まるで、私の思考を読んだかのように、クロロはそう言ってそして笑う



「もう少しお前が執事としての技術が上達したら、他の執事たちにも会わせよう。そうしたら、俺の言った意味も分かる」

「執事になんて、私はなりたくない」

「まぁそう言うな。お前が立派な執事になれば、そのうちカルト様もお会いになってくださるさ」



「カルト様に会いたいんだろう?」と、そう言われる。
「会いたいか否か」と言われれば当然会いたい。と言ってもその言葉だと誤解を招きそうだから言っておくが、私はカルトに会って一発ぶん殴って散々いためつけてから殺してスッキリここから出ていく為にカルトに会う必要があるのだ。他に意味は無い。ここを出ていって、アテはあるのかと言われたら当然ない。けれど、どうとで生きていける自信はあった。あのゴミの世界以上に過酷で生きにくい場所など、正直私には想像できなかった。





――― クロロは、ここから出ていこうとは思わないのだろうか。


私はふとそう思って、何気なくクロロに問いかけた。





「なぁクロロ」

「何だ?」

「お前は何であの小娘の言うこと聞くね?」

「俺はカルト様の執事だからな」



と、事も無さげに言う



「………。」



私はクロロが気に入っている。けれど、こういうところは気に食わなかった。やはりと言うか当然と言うか、クロロにとって一番大切なのはカルトなのだ。シャルナークやマチと(もしかしたら他の奴らも)同じように。

――― この中で私だけが、外れている。

そんな私を見てどう思ったのか、クロロはポンと私の頭の上に手を置いた



「そうカルト様を邪険にするな。他の奴らからも話を聞いてみると良い。お前が思う以上にカルト様は良い方だぞ」



気に入りのクロロからそう言われはしたけれど、私はやっぱりそう簡単には頷けなかった















******************************


フェイタンにとって、カルトちゃんは自分の人生をブチ壊した相手でしかない


ちなみにこのころのフェイタンは付き添いもなく執事の屋敷から外に出る事を許されてません(逃げるから)。でもクロロに言われたから屋敷から出ようとはしなくなりました。執事修行からは全力で逃げますがね
執事修行を嫌がるフェイタンを念糸で無理やり操って執事としての仕草を身体にしみ込ませているマチちゃん
このころのフェイタンはまだ念を使えない設定です


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  1. 2014/10/18(土) 21:06:09|
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