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狂乱壊
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暗黒にして残酷な執事と執事少年先輩

執事パロのつづきその④
カルト様直属執事集団『幻影旅団』のマスコットちゃん登場
※虐待表現あり。コルトピの過去捏造してます注意。















初めてその執事を見た時、ギョッとした。






執事修行が終わり、休憩室でダラダラしていた私は、扉の向こうから入ってきた気配が知らない気配だったのでなんとなしに振り返ってみた。ら、思わずビックリした。勿論顔には出さない程度のちょっと、ほんの些細な驚きだったけれど。
視界の中に飛び込んできたのは、見た事のない奴だった。服装を見る限り自分と同じ執事服、と言うことはおそらく、クロロに紹介された時にいなかった執事なのだろう。顔は水色のかかった白くも長い髪に覆われていて、パッと見自分よりも年下だ。思わず眼を反らすことを忘れているとその髪の奥から覗く大きな瞳と視線がかち合った



「あ、君が新人のフェイタン?」

「………あぁ。」

「クロロがここにいるって聞いてね、挨拶に来たんだ。僕はコルトピ、君と同じカルト様の執事だよ。よろしくね」



ニッコリと、髪に隠れて見えないものの、その奥の顔が笑ったように感じた



「………何でそんなうとおしい髪してるね」



基本的に人の髪型などどうでもいいが、流石にそればっかりは気付かないわけがなかった。頭と言うか胸元から上全てが髪で覆われているコルトピの髪型は執事としては明らかにふさわしくない。執事の規定などてんでどうでもいいが、それでも長い髪ならばしばるなり切るなりするのがセオリーだろうと言うことくらい私にだって分かる。しかし、そんな私の質問など慣れきっていると言わんばかりに、コルトピは軽く顔にかかる髪のひとふさを払った。すると、その隙間から、それだけで十分重度だと分かるくらいの酷い火傷の痕が見えた。流星街でもそのくらいの火傷を負っている者を見た事はあるが、それは既に死体ばかりで、そんな火傷を負いながらも生きながらえている者を見たのは初めてだった。あまりにいきなりのことだったせいもある。思わず何も言い返せずにいると、コルトピはまるで自己紹介の続きとでも言わんばかりの軽さで自分の顔の火傷の負い立ちを話し始めた。



「僕ね、ギャクタイ?って言うのにあってたんだって。ギャクタイで顔を焼かれた。多分、『家族』ってやつらにやられたんだと思う。本当なら、瞼の皮膚が癒着して瞳が開けられない状態だったんだ」



「一生。」と、コルトピは言う。

そんなことをこともなげに言っているが、当時は当然廃人寸前だったと言う。半死半生の状態で流星街に捨てられ、あとは死ぬだけだった。そんなコルトピの救いとなったのが、やはりカルトだったのだそうだ。
流星街で既に虫の息だったコルトピを拾ったカルトは、コルトピが瞳を開けることが出来ず何も見る事が出来ないと知ると、ゾルディック家専属の医療班を使い、眼を見えるようにしてくれたのだと言う。
それでも、あまりに幼い頃に受けたこととは言え、おぼろげとは言え、顔を焼かれた時の記憶は心に深い傷として残っていた。その頃には既に生きる事を諦めたコルトピは手術の前にカルトに言ったのだそうだ「こんな残酷な世界をわざわざ見るために眼を治したくない」と。すると、幼いなりにも涼やかな、凛とした声がコルトピの耳に届き、誰も気味悪がって触ろうともしなかったコルトピに何の躊躇もなく触れると、カルトはこう言ったのだと言う



「家族と、分かり合えないことは悲しいよね」



「分かるよ」と、優しい声色でそう肯定した。そしてこう言った。



「それでもきっと、世界はそれだけじゃないから」









――― そう言う彼女はまるで女神のようだったと言う。











きっと眼を治す代償として自分が仕えることになる少女は、その声のように、その心に見合う美しい人なのだと、そう思いコルトピは手術に挑む決意を固めたのだと言う。そうして視力を取り戻した眼に一番最初に映すのは、絶対にカルトだと心に決めていたのだと。そうして初めて映った世界には思った通りの、否、想像以上の美少女がいたのだという。
そんなコルトピの悲惨な過去を聞いて、ふと私は疑問に思った。眼を治してもらったのなら、その顔の火傷も治してもらうことは出来なかったのかと。するとコルトピはやはり何でも無い事のようにその質問に答えた。
本来ならば勿論眼の後に顔の火傷も治療してもらうはずだったそうだ。が、コルトピは今度こそそれは拒否したのだと言う。理由を問うと、「このままの方が迫力あって相手もひるむかなって」と無邪気に言われて少し納得した。確かに、現代医学の粋を集めれば顔の皮膚を全て移植して火傷を負う前の損傷のない肌にしてもらうことも出来るだろう。けれど、そうすると確実に見た目が幼いあどけない少年になってしまうのだろう。おそらく、私よりも低い身長も相まって、愛らしさはあれど威厳やハクと言うものからはかけ離れた容姿になりそうだ。ハッキリ言えば、第一印象で最初から敵に舐めくさってこられる。けれど、それも考え方次第だ。相手に見下されると言うことは、相手に隙が出来る、付け入る隙が出来ると言うことである。愛嬌のある顔は、奇襲にはもっとも適していると言っていい。けれど、それは相手が殺すべき敵であれば、の話である。職場の同業者……つまり、カルト直属執事以外の執事、他のゾルディック家のカゾクに仕えている執事に会う時、殺し合いや戦いを前提としない執事同士の会合の際、本来の幼い少年では確実に他の奴らに馬鹿にされてしまう。自分はそれでもいいが、それではカルトの悪評に繋がるのだと言う



「ただでさえ、僕らみたいなのを拾ってカルト様は悪目立ちされてるんだ。カルト様の重荷には、極力なりたくない」



私は知らなかったが、聞けば、ゾルディックの執事の中にはカルトの事を、孤児や気にいった者を見つけては執事として育てるカルトの事を、「酔狂な末娘」と影で笑う奴も少なからずいるのだと言う。
けれど私は「命知らずだなソイツ」と思った。私でさえ、表上主人とされているカルトを呼び捨てにするだけでマチから厳しく訂正または鉄拳が入る。でもおそらく、それは私が「カルト専属の執事(見習い)だからその程度で済んでいる」のだと思う。だが他の、カルト直属ではない者が少しでもそんな中傷を言おうものなら、多分カルト信者もといカルト執事集団が黙っていないだろう。カルトの影口など叩こうものなら確実に見えないところでそれ相応の報復を行われた後、不慮の事故とか何かで命と身体ごと処理されそうだ。言うならば『やられたらやりかえす。倍がえ……否、死刑だ!!』的なものである



「だから、僕はカルト様の為に強くなる。カルト様が、僕の守るべき人だから」



本心からそんなことを言う。



「………私にそんな話をしてどうするね。この私から同情でも買いたいのか」

「ううん。ただ、君にとっても、カルト様が大事な人になればいいと思う」









ひたむきな曇りのない瞳で見つめられてそう言われて、私はこの執事の事を「苦手だ」と思った


















***************************







言い方悪いですけど、なんか原作読む限りゾルディック家の執事って消耗品みたいに扱われてる気がするんですが………。死んじゃう=その程度の実力=弱い。みたいな、まさに弱肉強食。生き延びればそのまま雇ってるけど、死んだらそのまままたより強い執事探すだけだぜ的な雰囲気を感じているのは白菊だけですかそうですか
ちなみに、このころのフェイタンは庭にでて一定距離の樹海内を一人で回るくらいの許可ならあります。でも、他のカゾク直属執事には会った事ない(樹海が広すぎでカルト様直属執事専用屋敷と他の家族の執事専用屋敷の距離がありすぎるため)




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  1. 2014/10/20(月) 11:26:49|
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