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狂乱壊
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運命を狂わすような恋を、女は忘れられる 1

みなさんこんにちはお久しぶりねの白菊です
クリスマス遅刻しましたサーセン
ネタが思いつかなかったのでいつぞやツイッタで呟いた『パクノダに頼んで記憶消してもらったまっさらなカルトちゃんをフェイタンが自分好みに育てるマイフェアレディな話』と言うネタをちょっと変えて小説化にしました。題名もツイッタで見たセリフの引用です。

テキトーに書いてるのでつじつま合わないかもですが、なんでもいいよって方はどうぞお付き合いくださいませ
















――― 恋とは、美しいものだと思っていた。





















少女にとって、家は世界だった。

家以外の、家族以外の全ては、それまで家を出たこともなかった少女にとって無価値にも等しかった。
世界に出た後も、それは変わらなかった。
有象無象に映る全てを少女は見下し、冷めた眼で見ていた。
けれど、ある日少女は一人の男に心を奪われた。
体の良い仮宿にしか思っていなかった場所で少女は彼に出会った。
自分が鏡に映ったように、ひどく似ているところもあれば鏡のように正反対の人だった。
そしてその男の圧倒的な強さに少女は惹かれた。
少女は自分の世界が広がる音を聞き、色づくサマを見た。
少女が彼を愛すると、彼も彼女を愛してくれた。
ずっと共に、死ぬまであると約束してくれた。





夢のようだった。運命だと信じた。






けれど、そんな幸せも長くは続かなかった。
少女の生家は由緒正しい名家だった。
それが裏目に出た。
身分違いの恋。
一言で現すならそれだった。
少女は裏社会の良家の子女で、彼は無法地帯のならず者。
どんなに愛し合っていようと、そんな二人の交際を、少女の母は許さなかった。
『ゾルディック家の為に、ゾルディック家の為に死ね』
『せっかく家から出ることを許したのに、そんな男にたぶらかされるなんて、末代までの恥』
そう罵声を浴びせた。少女は愕然とした。
疑いもしなかった幸せにヒビを入れられたからか、常に優しかった母からの罵声を受けたからか。
それは恐らくはどちらもだ。
無理もない。それまでの少女にとって、家の……特に母からの言葉は絶対だったのだから。
それでも、少女は男と別れたくない一心で、その事を男に相談した



「どうしよう、フェイタン」

「………。」

「お母様は許してくれないけど、僕はフェイタンとずっと一緒にいたい」



嘆く少女。いっそ哀れなくらいに。
けれど、彼の方は訝しげだった



「?何故ね?」

「え?」

「私はお前を愛していて、お前も私を愛しているのに、何故離れなければいけない?」



そう、不思議そうなそれはひどく素朴で、簡潔で、根本的な質問だった。
だが、『好きと言う想いだけではどうしようもない』と言うことがある事を、残念ながら男は少女よりも知らなかった



「僕だって、ずっとフェイタンといたいよ……!」

「なら何でそんなに悩む必要あるね」

「だから……!僕にはゾルディック家の人間としての責任があるんだ!!」



言葉ではそう言いつつ、確かに少女は疑問に思った。

今まで一度たりとも生家の在り方に疑問を持ったことなどなかった。
なのに、少女は初めて疑問を持った。




そう、『少女は』。




けれど、繰り返すようだが『好きと言う想いだけではどうしようもない』と言うことがある事を、残念ながら男は少女よりも知らなかった。
だから、男にとっては何故少女が迷うのか、その必要性がまるで分からなかった。
迷う。
つまり、それは『彼女が、自分ではなく家を選ぶ』と言う可能性を意味していたからだ。
それが男には理解できなかった。
だって、さっきも言ったがそうだろう




『愛し合っているのに、何故離れなければいけない?』




それはあまりに子供じみた理由だった。


けれど、だからこそなのだろうか。




















男はそれから自分のとった行動に、何の違和感も何の疑問も罪悪感も抱かなかった。




けれどもし、誰かに「何故」と、問われれば恐らく彼はこう答えるだろう






























「――― 私は盗賊。欲しいものは奪い取るね」






























(そう、例えどんな手を使ってでも―――)




















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  1. 2014/12/26(金) 20:34:07|
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