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狂乱壊
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運命を狂わすような恋を、女は忘れられる 2

「フェイは言い出したら聞かないのよね。昔っから」byパク















パクノダは眉をひそめた

















「こいつの記憶を消してほしいね」



仮にも恋人である少女を気絶させた挙げ句、「ん。」とまるで物のように髪を掴んでぞんざいにつき出してくる辺りが彼らしい。とか、思ってしまうのはどうしてだろうと、パクノダは少し頭痛を覚えながら改めてフェイタンを見据えた



「………何よ」

「団長には話をつけた。コルトピにも金払た。あとはパクに依頼するだけね」

「何を?」

「こいつの記憶を抜き取てほしいね」

「………。」



意図が分からないから何も言わなかったのか、呆れてモノが言えなかっただけなのか、どちらにせよパクノダは何も言わなかった。
その反応をどう取ったのか、「あぁ。」と、彼は合点が言ったようにこう言った



「勿論、金は支払うよ」



そう言うことじゃない。




突っ込みたかったけど止めた。





いきなりすぎて驚いたと言えばそうだが、勿論予兆はあった。
ので、突拍子もないフェイタンの奇行の理由をパクノダは何となく察した。
カルトの家庭事情は粗方聞いて知っている。
そして、カルトとフェイタンが付き合っていると言うことがゾルディック家に知られ、そしてゾルディック家から何と言われたか知っている。
ゾルディック家はフェイタンを快く思っていない。
フェイタンが流星街出身だからなのか、他の理由なのかは知らないが、ともかくゾルディック家からすればフェイタンはゾルディック家の息女をタブらかした眼の上のたんこぶらしく、ゾルディック家としてはどうにかしてフェイタンとカルトを引き離そうとしていると、そう聞いて知っていた。
そして恐らく、カルトは家の決定に従おうとした。
つまりフェイタンから離れようとしたのだ。
けれど、フェイタンはそれを許さなかった。ということだろう。

でなければ、フェイタンがこんな行動に出るはずがない



「………言っておくけど、あたしは対象の記憶を操作することは出来ないのよ。文字通り、記憶を全て抜き取る」

「それでいいね」



都合の悪い記憶だけを抜き取り、都合のいい記憶は残しておく。
ましてや記憶をねじ曲げたり偽の記憶を植え付けるような記憶の改竄などもっての他だ。
そんなことは出来ないしそんな便利なものではない。
忠告と言うか、踏みとどまらせようと言うニュアンスも含めてそう言ったのだが、フェイタンはそんなパクノダの良心を踏みにじるかのように何の迷いもなく頷いた



「………カルトは了解してるの?」



一応、聞いては見たけれど、答えは分かりきっていた



「まさか」

「でしょうね」



そりゃ自分の記憶を抹消されることをおいそれと了承する者などそういやしないだろう



「………そんなことをして、カルトをどうするつもり?」

「囲う」



なんとなく、と言うかそれも分かりきっていたことだけれど。
一応聞いてみればまるで当然とばかりに即答された。




しかし、むしろパクノダが何故そんな質問をするのか、何故そんな胡乱げな顔をするのか分からないとばかりに、彼は悪びれもせずにこう言った






































「――― だて、私はコレを愛していて、コレも私を愛しているのに、どうして離れなければいけないね?」

































繰り返されるそれは、幼稚な子供が言うような純粋な疑問だった。
けれどそれは、繰り返されるされるたび、ひどく歪み続けるのだと、彼は分かっているのだろうか。









溜め息とは、諦めだ。





自分は何を諦めたのか、パクノダは考えることを止めた


















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  1. 2014/12/26(金) 20:37:24|
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